*楽天株式会社での業務内容はNDA契約の対象ですので詳細の公開ができません。ご理解をお願いします。
楽天トラベルは日本最大級の旅行予約サービスです。高級・ビジネスホテル・温泉宿などの宿泊はもちろん、レンタカーや航空券などの様々旅行商品のサービスを展開しています。本プロジェクトでは楽天トラベルの海外ユーザーが日本のホテルを予約する際に使う多言語サイトのUI/UXリニューアルを担当しました。
ローソンチケットの集客ページである「興業まとめ」ページのUX改善を実施するためのプロジェクトに取り組みました。目標は、ユーザーの購入までのフローをより正確に追跡し、「興業まとめ」ページに必要な要素、適切なUIをユーザーに提供することでした。
私の役割はユーザーシナリオを検討し、どのような状況でもユーザーが必要としているソリューションを考案することでした。
日本では業界トップの楽天トラベルですが、世界のレベルで見るとBooking.comやExpediaのように楽天トラベルより数十倍も巨大な競合が多数あって、楽天トラベルの目標でもある世界No1の旅行サービスを実現するためには様々な課題がありました。
しかし、大きな目標を達成するための第一ステップとして、日本語サイトで得られた成功事例の横展開・多言語サイト運営とグローバルUI/UXについてのノウハウ獲得を目指してリニューアルを実施するようになりました。
日本では業界トップの楽天トラベルですが、世界のレベルで見るとBooking.comやExpediaのように楽天トラベルより数十倍も巨大な競合が多数あって、楽天トラベルの目標でもある世界No1の旅行サービスを実現するためには様々な課題がありました。
しかし、大きな目標を達成するための第一ステップとして、日本語サイトで得られた成功事例の横展開・多言語サイト運営とグローバルUI/UXについてのノウハウ獲得を目指してリニューアルを実施するようになりました。
リニューアルを決めた後は、UI/UX改善のポイントをより明確にするために各文化圏・言語圏のユーザーを対象にユーザーリサーチを実施しました。
楽天のユーザーテストルーム
ユーザーリサーチの結果、文化圏・言語に関係なく共通する問題もありましたが、相反するような結果も得られました。
例えば、検索フォームの中にある目的地を入力する枠に関しても欧米圏のユーザーは入力枠が狭くて使いづらいとの意見が多かった反面、中国語圏のユーザーの場合は長さに関する否定的な意見は少なかったです。
(旧サイト)言語圏によるIssueの違い
そして、言語によるUIの改題以外には国によって旅行の傾向が違う課題もありました。
・短い日程で「宿泊費が安いホテル」を予約する傾向が強い国
・長い日程で「温泉・スキー」などのレジャーニーズも強い国
このように様々なニーズが共存するサイトを構築するためには、
・誰もが不便を感じないで利用できるユニバーサルなデザイン
・言語別の運用・マーケティング施策を顧慮したUX
を作る必要になりました。
ユニバーサルデザインの構築のためには、簡単で明確なサイト情報構成の確立と共に、言語別の特性を理解することは重要でした。
言語によって特に下記の変化が大きいので、各言語のネイティブに確認をとりながらデザインを進めました。
ユーザーリサーチとペルソナでチームの共通認識を明確化した後は、具体的な課題点のリストアップのステップに移りました。
言語別のデザイン
ユニバーサルUIの構築後にも、サイトコンセプトが言語によって変化することがないようにする必要がありました。そのため、エラー文言や予約完了メールなどの全てのテキストに関してもネイティブよる確認を実施しました。
世界に向けて発信する日本のサービスは、IT分野では意外と少ないと思います。既存のノウハウや経験者が豊富ではない中で、チームで協力しながら成功的にリニューアルを完了したのは個人的にも大きな収穫でした。
業界の記事
そして、プロダクトの成功的なグローバル展開のために必要な要素として
上記の3つが必要だと学ぶことが出来ましたので、今後はより効率的なプロセスで実践してみたいと思います。
All content ©Seonguk Choi 2020